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第5回「迷い線」を「試行錯誤線」と呼んでみることにした話
2024年2月4日19:13
ここのところ、ここの更新はメモばかりだったのですが、今回はカウントを進めてみようと思います。
絵を描く時に、迷い線をすごく気にして、描くのが嫌になった時期がありました。
「私は迷い線が多いから(他の絵師より劣っている)…」と。
ところが、たった今気づいたことがあります。
これは”迷い”線ではないよな、ということを。
「これかもしれない!」と思って引いた線が、全体からバランスを考えると違っただけであって、べつに”迷って”引いているわけじゃないか。と。
大事な発表があれば、何度も練習をしますよね。迷い線だと呼んでいたその線は、その一つに過ぎない。
それは、「これ、か…?」と確信は持てずにいるかもしれませんが、とりあえず決めなければ線を引くことそのものができません。何も考えずに感覚で引いているつもりかもしれませんが、やっぱりどこかで「これでいこう!」と決めて引いているのです。
そして、「いや、違う。この線じゃなかった」というのを判断するのは、線を引く自分とは別の自分なんですよね。
だから思ったんですよ。
「よし、今日からこれを『迷い線』と呼ぶのはやめよう」
と…!
新しく名前をつけるなら「“試行錯誤”線」といったところでしょうか。
あるいは、「“練習線”」、「“リハーサル線”」…なんとでも呼んだらいいのですが、とにかく、判断するのは別の自分ですから、線を引くときは本番のつもりで引けばいいのだとと思います。
そうやって、いくらでも線を引いてみればばいいと思います。その中から、「コレだ!」最善の線を選んでいく。それに何を引け目に感じることがあるのでしょうか。
と、今日は熱く語ってしまいました。
絵を描くのが好きだけどなんだか楽しくなくなってきた…そんな誰かの心に届けばいいな。
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