星咲く宇宙を君と
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09 おまけ1
おまけ1
デデデ大王とカービィの会話
「ねえ、デデデ。今日はどうしてホットミルクなの?」
カービィが、マグカップを見つめながら尋ねる。
「ちょっといろいろあってな。まあ、細かいことは言わず、お前も飲め」
デデデは自分の分を啜る。
そしてマグカップを置くと、やはり彼も、口の周りが白くなっていた。
カービィが吹き出した。
「何それ! ヒゲみたい〜」
ぼくもやろ、とカービィも真似して、同じように白ひげをつけた。
「どう?」
「ふん、似合ってるじゃないか」
鏡を見て、笑う二人。
「…なにか良いことでもあった? 今日はすごく楽しそうだね」
ひとしきり笑ったあと、カービィが尋ねる。
「まあな。」
「オレさまの自慢の部下たちが…ちと大変だったんだが、一段落したようでな」
「そうなんだ」
「部外者のお前には詳しく話さんぞ。プライバシーだからな」
カービィは、考えると
「…でも、ぼく もしかしたら知ってるかも」
「何?」
「この前グーイと海に遊びに行って…このお城のワドルドゥに会ったんだよ。」
カービィはその時のことを話す。
デデデは、一通りその話を聞いていた。
そして、
「なるほど…じゃあ、お前もこの件に一役買ってたというわけか」
と、カービィの頭を乱暴に撫で始めた
「よくやったな! 偉いぞ」
おまけに、よーしよし、と、子どもにするように言う。
「ちょ…ちょっとやめてよ! ぼくは君の部下じゃないんだからね!?」
とはいっても、案外、褒められて悪い気はしないようで。
「…こいびと、なんだから」
とぽそり呟いた。
「!」
「頭撫でるんだったら、もっと優しくやって…」
優しくしてほしい。
素直にそう言われて、デデデは顔を赤くする。
「すまん…悪かったよ」
『ライバル同士』だった時の癖がまだ抜けていない。
大切にしなければと思いながら、雑にあつかってしまって。
抱きしめて、本人の希望通り、優しく頭を撫でてやった。
(おしまい)